ノーベル平和賞受賞者、マイレッド・マグワイアさんから日本へのメッセージ
マイレッド・マグワイアさんから日本へのメッセージ(2008年4月19日)
2008年5月に開催される9条世界会議にノーベル平和賞受賞者であるマイレッド・マグワイアさん(北アイルランドの平和に貢献)が参加されます。
9条世界会議のHPは↓にあります。
http://whynot9.jp/
マグワイアさんとは2004年4月に運営担当が一緒にイスラエル・アシュケロンの刑務所前でバヌヌ氏の出所を出迎えた関係で、ひろしまグループとメールのやり取りをしています。
今回のマグワイアさんの来日にあたり、以下のメッセージを頂戴したので転載します。
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核兵器のない世界を作るための自らの働きゆえに耐え忍びつづける一方、鼓舞
させてくれる人、それがイスラエルの核の内部告発者、モルデハイ・バヌヌです。
1986年、ディモナでのイスラエルによる核反応に携わる技術者として働いていた
モルデハイ・バヌヌは、イスラエルの核兵器プログラムを明らかにしました。
彼はイスラエルの諜報員によってローマで拉致され、イスラエルにおいて反逆
とスパイ活動の罪で有罪となりました。11年の独房生活を含む18年の刑期に服し
た後、彼は釈放されました。しかし、釈放にあたって国家機密にダメージを与え
ることをおそれて、イスラエルはさらなる制限を彼に科し、イスラエルを出る
こと、イスラエル国内を自由に移動すること、外国人に話しかけることを禁じ
ました。22年も経過してさらなる核についての秘密を持っていないゆえに、バヌヌ
がイスラエルの安全に脅威でないことは、皆知っています。
私は日本の人びとに彼の自由のために働いてほしいです。そして日本政府には
彼が日本に亡命できるよう御願いしたいです。
マイレッド・マグワイア
広島
2008年5月
An inspiration person who continues to suffer for his work to bring about a
Nuclear weapons free world is Mordechai Vanunu, the Israeli Nuclear
whistleblower. In l986 Mordechai vanunu who had worked as a technician in
Israel’s nuclear reaction in Dimona, revealed the Israel nuclear weapons
programme. He was abducted by Israeli security agents in Rome and convicted
in Israel of treason and espionage. After serving his entire sentence of 18
Years, eleven in solitary he was released from prison. However, upon
release Israel imposed further restrictions forbidding him from leaving
Israel, moving freely inside Israel and speaking to foreign nationals for
fear of causing damage to the security of the state. Everyone know that
Vanunu is not a threat to Israeli security as after 22 years he has no
Nuclear secrets. I would like to encourage the Japanese people to work
For his freedom and the Japanese Government to offer him asylum in their
country.
Mairead Maguire
Hiroshima
May, 2008